2013年5月16日木曜日

しめなわ田んぼ

昔はどの家でも年末になると準備していた正月飾りのしめ縄。筑波山麓では「ごぼうじめ」と呼ばれる根本から先端にかけて細くなるデザインが主流だそうです。
使われている稲わらは地域に伝わる専用のモミからつくられます。食用のコシヒカリより長くなり、条件が良いと120cm近くなります。
最近では筑波山麓でもしめ縄づくりをする方は少数となっているそうです。そこで地域の方と連携してしめ縄づくりに挑戦。
空いている田んぼを借りて「しめなわ田んぼ」づくりがはじまりました!

さっそく田植えにとりかかりました。
農家の指導のもと並んで田植え。
手で丁寧に植えていきます。
1畝程度なので順調に進みました!
川から水をひいてたぷたぷに浸します。
筑波山を背景に記念撮影

おつかれさまでした~。


2013年5月11日土曜日

筑波山麓わた部 2013年部員募集!



筑波山麓わた部 2013年部員募集!
「綿を育ててちゃんちゃんこを作ろう〜春から始める冬支度〜」


筑波山麓の畑で木綿わたを育てながら、ちゃんちゃんこを作る約半年間のプログラム。午前中は畑しごと、午後は茅葺き小屋で針しごと。


~筑波山麓の茅葺き小屋で、四季を巡る畑しごと・針しごと~
筑波山麓の畑で木綿わたを育てながら、
ちゃんちゃんこを作る約半年間のプログラム。
午前中は畑しごと、午後は針しごと。

「嫁に行くとなったら、親がわた畑を増やしてくれたんだ。」
と話してくれた筑波山のふもとに住むおばあちゃん。
綿を糸にして紺屋で染めて絣を織り、嫁入りの時に持参したそう。
こんな暮らしが、そんなに遠くない昔、日本のあちこちにありました。   
日本固有の綿の種を「和綿」と呼びますが、
ここでも和綿を栽培し、身近に利用されてきたのです。
現在、国産綿花は、限りなく0%に近い自給率。
そして、綿と共にあった暮らしも忘れ去られようとしています。

3年前に発足したわた部。
「綿のぬくもりと暮らしの知恵」を伝えようとふもとの畑で綿栽培を始めました。
綿繰りワークショップ、山麓の歴史や文化を知るツアー、お話会等を開き、
失われつつある暮らしの中のみえない宝物を伝えようと活動してきました。
そして、山麓産の「地綿」をたくさん作り、ぬくもりを伝える何かをつくろう!と、
綿栽培をしながら、ちゃんちゃんこを半年かけて完成させるワークショップを企画しました。
山麓の季節を巡る連続ワークショップです。
針しごとでは、部員でもある「はんてん屋」木村が講師をつとめます。

おばあちゃん達、暑い時に縫い物をして冬支度をしたとか。
この春完成した茅葺小屋で、 一緒に汗を流しましょう! (わた部)